溶接シミュレーション「JWELD」 推奨PC

JWELDは、素形材制作・接合/組立・仕上げ加工・熱処理といった複雑な生産工程をPCで解析できる溶接シミュレーションソフトウェア

※掲載製品は参考価格となりますので、最新価格については都度お問い合わせください。

製品紹介

JWELDは、接合科学研究所で開発された固有ひずみ解析ソルバーJWRIANをベースに開発された独自ソルバーに、
日本語の操作画面を組み合わせた溶接変形解析ソフトウェアです。
船体パネルなどの大規模構造物だけでなく配管などの薄板構造物の計算が可能です。
最適化機能が、変形を低減する溶接順序を自動作成します。

JWELDは、接合、組み立て・仕上げ加工、熱処理といった複雑な生産工程を、コンピューター上で解析できる生産技術解析プラットフォームです。
熟練の技術者の経験と知識をデジタルに落とし込み、加工や接合が製品に与える影響を総合的に評価。
専門知識がなくても日本語設定の直感的なインターフェイスで、誰でも簡単にモデル作成から解析、改善提案まで行えます。
有限要素解析の専門的な知識を必要とせず、日本語の設定画面で簡単にモデルを作成できるため、解析選任者が不在の製造現場でも活用いただけます。

仕様・スペック

★アプライドオリジナルBTO
JWELD 推奨PC 設計者CAE向け
Be-Clia Type-ZU2V2-9 カスタマイズモデル

<仕様>
■ OS:Windows 11 Pro 64bit
■ CPU:intel Core Ultra 9 285K 24C(P8+E16) 24T/P3.7-5.5GHz/L2:40MB/L3:36MB
■ CPUファン:簡易水冷式クーラー(水冷一体型/360mmラジエター/120mmFAN×3)
■ メモリ:64GB(32GB×2) DDR5-5600(PC5-44800)
■ ストレージ:SSD 1TB (M.2 NVMe) + HDD 8TB(7200rpm/高耐久仕様)
■ GPU:NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell 16GB-GDDR7
■ 電源:1000W 80PLUS GOLD認証
■ 保証:1年間センドバックハードウェア保証

上記仕様からカスタマイズも承ります。メモリ・ストレージの増設やグラフィックボード・OSの変更、また冷却性や耐久性が高い部品へのアップグレードも可能です。

※本製品に「JWELD」は含まれておりません。

用途・実績例

■用途・ユースケース(JWELDによる溶接・接合プロセスの最適化)
JWELDは、大阪大学接合科学研究所の研究成果(JWRIAN等)をベースに開発された、生産技術・設計現場向けの強力なシミュレーションソフトウェアです。高性能ワークステーション上で実行することで、以下のような複雑な熱・構造解析を高速化し、フロントローディング(開発初期段階での問題解決)を実現します。

1. アーク・レーザー溶接の熱変形・残留応力予測(熱弾塑性解析)用途:
「JWELD Welding Designer」モジュールを使用し、溶接部への入熱やビード生成に伴う時系列の温度履歴、および溶接後の残留応力や変形を予測します。相変態を考慮した熱影響部(HAZ)の組織変化の評価も行います。 計算環境の貢献: 非線形性の強い熱・構造の連成計算(逐次計算)となるため、極めて高いCPU演算能力を要求されます。マルチコアCPUを活用することで計算時間を現実的な枠に収め、ハイテン材や工具鋼の溶接条件出しを加速します。

2. 大規模構造物の「溶接順序」の最適化(固有ひずみ法)用途:
「JWELD Welding MEGA」モジュールを使用し、造船や建設機械、橋梁などの大型構造物における「溶接変形が最も小さくなる溶接順序」をシミュレーションします。計算環境の貢献: 高速な固有ひずみ法ソルバーを用いるものの、数メートル〜数十メートル級の大規模アセンブリのメッシュデータを扱うため、大容量メモリ(RAM)への展開と、複数パターンの順序を並列計算するためのマルチスレッド処理能力が必須となります。

3. 自動車のスポット溶接組付・寸法ばらつき解析用途:
自動車のホワイトボディ(BIW)やBピラーなどにおけるスポット溶接工程をモデル化し、打点位置やクランプ順序による組立変形を予測します(最新の「JWELD CpAnalyzer」等を用いた公差・寸法ばらつき解析を含む)。計算環境の貢献: 数千〜数万に及ぶスポット打点とプレス部品の公差を含んだアセンブリモデルを短時間で評価するため、メモリ不足(Out of Memory)を防ぐ潤沢なRAMと高速なデータI/O環境が威力を発揮します。

4. 摩擦攪拌接合(FSW)プロセスの検証 用途:
「JWELD FSW」モジュールを使用し、接合ツールの回転・移動に伴う発熱量と周辺の塑性流動を計算。内部欠陥の抑制やツール反力の低減、接合後の残留応力を予測します。 計算環境の貢献: ツールの回転速度や接合速度といったパラメータを複数振り分けて計算する際、マルチコア環境によるバッチ処理(連続実行)がR&Dのトライ&エラーを劇的に効率化します。

■実績・導入事例(製造現場での課題解決ファクト)
JWELDを用いたシミュレーションを実際の製造現場やR&Dプロセスに導入し、大幅なコスト削減と品質向上を達成しているユースケースです。

事例1:【自動車・自動車部品】アセンブリ変形評価とサイクルタイム短縮課題・効果: 自動車のBピラーなど、プレス公差を含む複数部品の組み立てにおいて、実機での試作前に固有ひずみ法によるスポット溶接解析を実施。最適な溶接順序をデジタル上で特定することで、溶接変形を公差内に収めつつ、サイクルタイムの評価と短縮に成功。試作回数の削減に直結しています。

事例2:【産業機械・建機】「ひずみ取り」工数の大幅削減課題・効果: 厚板を多用する建設機械の製造現場では、溶接後の熱ひずみをガスバーナー等で修正する「ひずみ取り」に膨大な熟練工数を要していました。JWELDで溶接順序を最適化し、変形が最小となる手順を現場の作業指示にフィードバックした結果、事後修正の作業時間を劇的に削減することに成功しています。

事例3:【造船・研究機関】建造計画・溶接変形予測の高度化課題・効果: 海上技術安全研究所とJSOLの共同研究などでも示されている通り、ブロック工法を用いる巨大な船舶の建造において、JWELDの固有ひずみ法ソルバーを活用。建造計画の手順通りに溶接した際の変形を正確に予測し、造船現場のデジタル化と生産性向上(手直しの極小化)を推進する基盤技術として実績を上げています。

■JWELD 推奨ワークステーションがもたらす価値
JWELDは現場の設計者が直感的に扱えるGUI(操作画面)を備えていますが、その裏で走る計算技術(有限要素解析)は極めて高度です。R&D市場において、設計者の思考を止めず、次々とアイデアを検証するためには以下のスペックが不可欠です。

・高クロック&マルチコアCPUによるソルバーの高速化
熱弾塑性解析などの非線形計算では、1コアあたりの演算性能(クロック数)の高さが全体の計算時間を左右します。最新のハイエンドCPUを搭載することで、数日かかる複雑な温度履歴の逐次計算を大幅に短縮します。

・大容量メモリ(RAM 128GB〜)による大規模モデルの安定処理
大型構造物(建機・船舶)や、微細なメッシュを必要とする局所的な溶接部解析において、メモリ容量の不足は解析の強制終了を招きます。余裕を持ったメモリ構成により、大規模アセンブリデータもインメモリで安定して処理可能です。

・高速NVMe SSDによる時系列データ出力のボトルネック解消
溶接シミュレーションでは、時間ステップごとの温度分布や応力状態の推移を大量の中間ファイルとしてストレージに書き出します。高速なM.2 NVMe SSDを搭載することで、ストレージのI/O待ちを解消し、計算を滞りなく完遂させます。

お問い合わせ

お問い合わせ

DXソリューション導入のご相談他、サーバー や NAS製品についてもお気軽にお問い合わせください。
弊社のプロフェッショナルなスタッフがご相談にお答えいたします。